息子が5歳のときです。箸をがちっと噛んで、下の歯が半分ほど欠けてしまったのです。
息子は呆然としていましたが、私のほうはすっかり慌ててしまい、急いで近所の歯医者さんへ連れて行くことにしました。
そこは家から歩いて3分もかからないくらいのところにあって、新しめの白い建物が綺麗な歯医者さんです。いずれ子が通う必要が出てきたときに、評判が良かったらそこに通おうと思っていた所でした。
子は何が何だかよくわかっていないらしく、私に引っ張られるまま黙ってついてきました。
待合室の中も綺麗で、少々混んでいましたが子も泣かず、珍しいおもちゃもあったりで落ち着いて待っていることができました。
診察室には先生と助手の方しかおらず、どうやらご夫婦で経営しているようで、二人ともとても和やかでやさしい方でした。先生は、何も心配はいらないけど乳歯だし抜いてしまおうとのことでした。
麻酔する時は激しく泣いていましたが、がんばって!とたくさん励ましてくれて、なんとか治療を終えることができました。
二人もよく褒めてくださり、息子も自信が持てたようでした。
下の歯がぽっかり空いたあとには麺を一本ちゅるっと出して遊んだり、息子もいやな思い出が残ってないといいなとしみじみ思いました。
あとから周りにその歯医者さんの評判を聞いたら、腕もよいなどいいことばかりだったので、いい歯医者さんが近所にたまたまあって本当に良かったと思いました。私も機会があればそこの歯医者さんに通いたいです。